不動産の売却って、初めてだと何から手をつけていいか分からないですよね。
でも、順序さえ押さえておけば、スムーズに進められます。
まず最初にやっておくべきこと
相続した物件なら、相続登記を済ませましょう。
今は3年以内に登記することが義務付けられています。
それと、土地の境界がはっきりしていないと、買主さんが住宅ローンを組めないことが多いので、境界の確認も忘れずに。隣の方と境界で意見が食い違っても、法務局の筆界特定制度を使えば、裁判なしで解決できます。
媒介契約は専任か専属専任がおすすめ
不動産会社と契約するときは、専任媒介か専属専任媒介を選ぶのが基本です。
この契約だと、レインズという不動産情報のネットワークに必ず登録されるんです。
- 専任なら5日以内
- 専属専任なら3日以内
登録義務があります。
他の不動産会社からも問い合わせが来るようになるので、売却のチャンスが広がります。
税金のことも要チェック
ご自宅を売るなら、譲渡所得から最大3,000万円まで控除できる特例があります。それと、所有期間も大切です。
- 5年以上持っていた物件なら税率は約20%
- 5年未満だと約40%に跳ね上がります
例えば1,000万円の利益が出たとして、長期保有なら税金は約200万円、短期だと約400万円。かなり違いますよね。
価格500万円以下の低未利用地なら、100万円控除が使える場合もあるので、該当しそうなら調べてみてください。
建物の状態も整えておきましょう
空き家のまま放置していると、固定資産税の減額特例が外されることもあります。
建物状況調査(インスペクション)を受けたり、瑕疵保険に入っておくと、買主さんも安心してご購入いただけます。
売却期間の目安
媒介契約は通常3ヶ月ごとに更新します。
この3ヶ月が一つの区切りですね。ただ、お問い合わせや内覧が週1件もないようなら、1〜1.5ヶ月くらいで価格を見直した方がいいでしょう。
早めに判断することで、物件の「鮮度」を保てます。
地域別・売却期間の目安
| 地域 | 成約までの目安 | 売出価格乖離率 | 価格見直しのタイミング |
|---|---|---|---|
| 都市部・駅近 | 1〜3ヶ月 | ±3% | 反響が少なければ即調整 |
| 地方・郊外 | 2〜6ヶ月 | ±5% | 1〜1.5ヶ月で反響確認、調整 |
| 空き家・管理不十分 | 6ヶ月以上 | ±10% | インスペクション・瑕疵保険で信頼感補強 |
早く売った方がお得なこともあります
地方の物件だと、固定資産税や管理費、庭木の手入れなどで年間20万円くらいかかることもあります。半年売れ残ると、この費用に加えて、そのお金を運用できなかった分の損失(年利3〜5%として)も発生してしまいます。
長く持ち続けるより、多少価格を下げてでも早めに売却した方が、トータルではお得になるケースも少なくありません。
税金・控除の比較
| 項目 | 条件 | 税率/控除額 | 例(利益1,000万円) |
|---|---|---|---|
| マイホーム譲渡 | 所有期間5年以上 | 約20% | 税金約200万円 |
| マイホーム譲渡 | 所有期間5年未満 | 約40% | 税金約400万円 |
| 低未利用地 | 価格500万円以下 | 控除100万円 | 利益減額分に適用 |
簡単なチェックリスト
- 相続登記は済んでいますか?(3年以内に)
- 土地の境界は確認済みですか?
- 媒介契約は専任または専属専任で結びましたか?
- レインズへの登録は期限内に完了していますか?
- 使える税制控除を確認しましたか?
- 建物の状態は整えましたか?
- 売出価格は適正ですか?
- 反響が少ない場合、1〜1.5ヶ月で価格を見直す予定ですか?
こうした流れを押さえておけば、初めての売却でも安心して進められます。何か分からないことがあれば、不動産会社の担当者に遠慮なく相談してくださいね。



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